「余命半年」
社長から突然の電話で始まった、町唯一の葬祭業の事業承継
人口1万人の小さな町。
その町で唯一の葬祭業を営む会社がありました。
年商1億1,000万円。
利益1,000万円。
従業員5名。
地域にとって、なくてはならない会社でした。
社長は63歳。
奥様は51歳。
長男25歳、長女18歳。
自社株の相続税評価も3,000万円程度で、極端に高額というわけではありませんでした。
私は以前から、社長に事業承継について、
・親族内承継
・従業員承継
・M&A
など、複数の選択肢があることはお伝えしていました。
ただ、当時は、
「長男が継ぐのだろう」
と、私自身どこかで思っていました。
ある日、突然の電話
ある日、社長から私の携帯に電話がありました。
「相談したいことがある。入院しているので来てほしい。」
翌日、病院へ向かいました。
すると社長は、開口一番こう言われました。
「がんなんです。余命半年と言われました。」
そして続けて、
「以前話してくれていたM&Aをお願いしたい。」
突然のことでした。
社長が守りたかったもの
話を聞くうちに、社長の本当の想いが見えてきました。
長男への承継を断念されたのです。
理由は詳しく聞きませんでした。
ただ、社長は
「若い家内が、今後安心して生活できるようにしたい」
その想いが非常に強かった。
事業承継とは、
単なる株式や税金の話ではありません。
“残される家族をどう守るか”
という現実でもあります。
隣町の同業者へ相談
私は、隣の市の葬儀会社へ事情を説明しました。
すると、
「ぜひ引き継がせてください」
と快諾いただきました。
そこから急ピッチで交渉を進め、
社長が亡くなられる1か月前、無事ディール成立。
今でも、会社は町に残っています
現在も、
・当時の社名
・従業員
・取引先
をそのまま維持しながら営業されています。
つまり、
“会社そのもの”が地域に残った
のです。
最後に社長から言われた言葉
社長は亡くなる前、私にこう言われました。
「これで家内も安心して暮らしていけるよ。」
今でも忘れられない言葉です。
今週の提言
事業承継は、
「会社を誰に渡すか」だけではありません。
本当に大切なのは、
“誰を守るために承継するのか”
です。
社長にお伝えしたいこと
「まだ元気だから」
そう思っていても、現実は突然変わります。
だからこそ、
・後継者
・家族
・従業員
・地域
誰を守るのかを、元気なうちに考える必要があります。
ご相談ください
・後継者が決まっていない
・子供に継がせるべきか悩んでいる
・M&Aも視野にある
・家族を守る方法を考えたい
事業承継は、“最後の経営判断”です。
その判断が、残された家族の未来を大きく変えることがあります。
自社株評価・事業承継 個別相談受付中
非上場株式の評価ルール変更の可能性大!
改正前に、いや、今すぐ対策しましょう!
国税庁は表向き「公平性」と言いますが、実質は‟相続税ベースの評価が安すぎるところを是正したい“これだと思います。
よって今後3年以内に起こり得ることは・・・
銀行員28年の経験と、多数の事業承継支援実績をもとに、
社長目線で分かりやすく整理し、現実的な方向性をご提案します。
初回相談(60分) 料金:3万円(税込)
会社の現状整理・課題抽出・今後の方向性助言
▶ お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。