第18回 今週の提言(2026年8月11日号)

/

社長の仕事は「決断」である

―― 決断を先送りする会社に、未来はない

経営者の仕事とは何でしょうか。

営業でしょうか。

資金繰りでしょうか。

人材採用でしょうか。

もちろん、どれも大切な仕事です。

しかし、銀行員として28年間、そして独立して11年間、多くの中小企業の経営者と向き合ってきた私が思うのは、

社長の最も重要な仕事は、「決断すること」です。

私はこれまで、「知らないリスク」「放置リスク」という言葉を使って、事業承継の重要性をお伝えしてきました。

約200社を振り返って研究・分析している中でも、強く感じることがあります。

会社の将来を左右するのは、知識の量ではありません。

会社の規模でもありません。

最後は、

社長が決断したかどうか。

その違いが、5年後、10年後の会社の姿を大きく変えているのです。

実際、多くの社長は、決断を先送りする理由をお持ちです。

「まだ元気だから。」

「後継者がもう少し成長してから。」

「費用がかかるから。」

「もう少し様子を見よう。」

その気持ちはよく分かります。

しかし、その間にも時間は確実に過ぎていきます。

株価は変わります。

市場環境も変わります。

社員の年齢構成も変わります。

そして、会社を取り巻く状況も刻々と変化していきます。

つまり、

決断しないということも、一つの決断なのです。

しかも、その決断は、多くの場合、会社の選択肢を減らす方向へ働いてしまいます。

私はこれまで、数多くの会社で、

「もっと早く決断していれば…」

という言葉を聞いてきました。

反対に、成長し続ける会社には共通点があります。

完璧なタイミングを待たないことです。

100点の答えを待つのではなく、70点でも動き始める。

問題を先送りせず、未来を見据えて決断する。

だからこそ、選択肢が広がり、新たな成長の機会をつかんでいるのです。

事業承継も同じです。

自社株評価を知る。

株主構成を見直す。

後継者を育てる。

組織を再編する。

M&Aや持株会社という選択肢を検討する。

これらはすべて、「決断」から始まります。

もちろん、決断には勇気が必要です。

時にはお金もかかります。

周囲の理解も必要でしょう。

しかし、社長には社員がいます。

取引先があります。

そして、会社を未来へつないでほしいと願う家族がいます。

だからこそ、

決断を先送りすることによって生まれる損失の方が、はるかに大きいと私は考えています。

会社の未来は、環境だけで決まるものではありません。

景気でもありません。

税制でもありません。

最後に未来を変えるのは、

社長の決断です。

その一つひとつの決断が、会社の10年後をつくります。

事業承継も、その決断の一つです。

「まだ早い」ではなく、

「今だからこそ始める」。

そんな経営判断が、会社の未来を大きく変えていくのではないでしょうか。



自社株評価・事業承継 個別相談受付中

非上場株式の評価ルール変更の可能性大!

改正前に、いや、今すぐ対策しましょう!

国税庁は表向き「公平性」と言いますが、実質は‟相続税ベースの評価が安すぎるところを是正したい“
これだと思います。
よって今後3年以内に起こり得ることは・・・

銀行員28年の経験と、多数の事業承継支援実績をもとに、社長目線で分かりやすく整理し、
現実的な方向性をご提案します。

初回相談(60分) 料金:3万円(税込)

会社の現状整理・課題抽出・今後の方向性助言

▶ お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。