第16回 「EBITDA倍率とは?」

~会社の値段はどうやって決まるのか?~



社長からよく受ける質問があります。

「うちの会社はいくらくらいで売れるの?」

実は、この質問に対して

「純資産が○億円だから○億円です。」

という答えは、今では通用しません。

最近のM&Aでは、

会社の価値を判断する代表的な指標として、

EBITDA倍率

が使われています。



EBITDAとは?

EBITDA(イービットダー)とは、

営業利益に減価償却費などを加えた利益のことで、

会社が本業でどれだけ現金を生み出す力があるか

を見る指標です。

M&Aでは、

このEBITDAに何倍を掛けるかで企業価値を算出することが一般的です。

例えば、

EBITDAが1億円、

倍率が5倍なら、

企業価値は約5億円という考え方になります。



なぜ倍率が違うのか?

では、

なぜ5倍なのか。

なぜ8倍なのか。

実は、

会社によって倍率は大きく変わります。

例えば、

・安定した利益

・高い成長性

・強いブランド

・優秀な人材

・将来性

があれば、

倍率は高くなります。

逆に、

社長一人に依存している会社や、

利益が不安定な会社は、

倍率が低くなる傾向があります。

つまり、

会社の価値は利益だけでは決まらない

ということです。



企業価値を高める経営へ

私は、

事業承継とは、

会社を引き継ぐことではなく、

企業価値を高めながら次世代へ承継すること

だと考えています。

だからこそ、

社長は

「利益を増やす」

だけではなく、

倍率が上がる会社づくり

を意識する必要があります。



今週の結論

会社の値段は、

帳簿の数字だけでは決まりません。

「EBITDA × 倍率」

という考え方が、

今のM&Aでは世界共通の基準になっています。

もちろん、非上場株式の相続税評価とは考え方が異なります。

しかし、

会社を成長させたい、

将来M&AやPEファンド、サーチファンドとの提携も視野に入れたい、

そう考える経営者にとって、

EBITDA倍率という考え方を知ることは、企業価値を高める第一歩になるのです。



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国税庁は表向き「公平性」と言いますが、実質は‟相続税ベースの評価が安すぎるところを是正したい“
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