第2回:孫との時間

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私には、5人の孫がいます。

長男の子どもは、5歳の女の子。
今年から年長さんになりました。
北関東に住んでいるため、なかなか会うことはできませんが、時々テレビ電話をしてくれます。

画面の向こうで元気に話す姿を見るたびに、「大きくなったなあ」と嬉しくなります。
会えない時間があるからこそ、その数分の会話がとても貴重に感じます。

長女の子どもは、2歳の女の子と9ヶ月の男の子。
近所に家を建てて住んでいるので、会おうと思えばいつでも会えます。

買い物の帰りにふらっと寄ってくれたり、こちらから顔を見に行ったり。
泣いたり笑ったり、走り回ったり。小さな子どもがいるだけで、家の空気は一気に明るくなるものです。

次女の子どもは、2歳の女の子と8ヶ月の男の子。
福岡市に住んでいますが、月に2〜3回は泊まりに来ます。

家の中が急ににぎやかになり、普段は静かな部屋におもちゃが散らかる。
寝かしつけや食事の時間もあり、正直、体力は使います。

それでも、帰った後は少し寂しく感じるのだから不思議です。

子どもを育てていた頃は、毎日が忙しく、目の前のことで精一杯でした。
仕事もあり、ゆっくり成長を見る余裕はなかったように思います。

けれど、孫との時間は少し違います。

急がせる必要もなく、競争させる必要もない。
ただ元気でいてくれればいい。笑っていてくれればそれでいい。

そんな気持ちで向き合えるのは、年齢を重ねたからかもしれません。

小さな手で握ってくる力。
眠たそうな顔。
無邪気に笑う声。

何気ない一つひとつの瞬間が、心をやわらかくしてくれます。

人生には、仕事で頑張る時間も必要です。
責任を背負い、走り続ける時期もあります。

しかし、それだけでは足りないのだと思います。

家族と過ごす時間。
次の世代の成長を見守る時間。
そういう時間があるからこそ、人はまた頑張れるのかもしれません。

5人の孫たちに囲まれて、あらためてそう感じています。

これから先、どれだけ一緒に過ごせるかは分かりません。
だからこそ、会える時間を大切にしていきたいと思います。