実録事例シリーズ 第7回


「30億円提示」から始まった話が、最終的に160億円になった会社

創業30年。
年商150億円、利益20億円。

従業員300名を抱える、地域を代表する建設会社でした。

利益のうち、

・本業利益12億円

・太陽光事業利益8億円

という極めて高収益な企業でした。

当然、銀行も証券会社も頻繁に訪問していました。



社長最大の悩みは、“後継者”でした

社長は67歳。

しかし、後継者候補のご長男はまだ19歳の学生。

社長は悩まれていました。

「本当に息子が継げるのか分からない」

この言葉が、非常に印象的でした。



株価は80億円

自社株評価は、

・類似業種比準価額80億円

・純資産価額60億円

優良企業ゆえに、株価は極めて高額でした。

そこで私は、

“事業承継対策”と“成長戦略”を同時に考える

提案を行いました。



太陽光投資による株価対策

建設業との相性も良い太陽光事業投資を提案。

シミュレーションすると、

類似業種比準価額は80億円から2億円まで低下

する結果となりました。

しかし、提案はそれだけではありません。



「息子に継がせたい」という本音

社長には、

“最終的には息子に承継したい”

という想いがありました。

そこで私は、

・親族内承継

・M&A

・PEファンド活用

・IPO

複数の選択肢を提示。

その中で、

「PEファンドを活用したIPO戦略」

を提案しました。



なぜIPO提案だったのか

理由は明確です。

もしIPOできれば、

・外部経営者を活用しながら会社を成長させ

・後継者候補が経験を積み

・将来的に息子へ承継する

可能性を残せるからです。



30億円だった企業価値が…

当初、メガバンク系PEファンドは、

「100%株式を30億円で買いたい」

と提案していました。

しかし私は、

「その価格は安すぎる」

と判断。

M&A会社と連携し、大手PEファンド3社へ打診。

コンペ形式に持ち込みました。

その結果、

・A社:100億円

・B社:120億円

・C社:160億円

という提示になりました。



しかし、最後に待っていた現実

1年間にわたり、

・交渉

・DD(デューデリジェンス)

・スキーム調整

を重ね、最終契約まであと1週間。

その時でした。

ある業界慣習が、コンプライアンス問題として大きく報道。

結果、

メガバンクのLBOローンが決裁できず、案件はデフォルト。

成立目前で、白紙となりました。タイミングが悪かっただけで、、、
DDでの監査法人系の弁護士の見解は全く問題ありませんでした。



この案件で私が感じたこと

M&AやIPOは、

“数字だけ”では決まりません。

・時代

・金融環境

・社会情勢

・コンプライアンス

すべてが影響します。

そして何より、

「会社をどう残したいか」

という社長の想いが、最後の意思決定になります。



今週の提言

事業承継は、“株をどう渡すか”だけではありません。

本当に重要なのは、

「会社を、どう成長させるかと事業承継はセットで考えること」

です。



社長にお伝えしたいこと

事業承継には、正解が一つではありません。

・親族内承継

・M&A

・IPO

・PEファンド活用

すべて選択肢です。

しかし、

“会社の未来”から逆算して考える

必要があります。



ご相談ください

・株価が高すぎる

・後継者がまだ若い

・IPOも視野にある

・M&Aとの比較で悩んでいる

その悩みこそ、成長戦略の入口かもしれません。

事業承継は、「出口」ではなく「未来設計」です。



自社株評価・事業承継 個別相談受付中

非上場株式の評価ルール変更の可能性大!

改正前に、いや、今すぐ対策しましょう!

国税庁は表向き「公平性」と言いますが、実質は‟相続税ベースの評価が安すぎるところを是正したい“これだと思います。
よって今後3年以内に起こり得ることは・・・

銀行員28年の経験と、多数の事業承継支援実績をもとに、社長目線で分かりやすく整理し、現実的な方向性をご提案します。

初回相談(60分) 料金:3万円(税込)

会社の現状整理・課題抽出・今後の方向性助言

▶ お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。